マナーを外国の方に教えるのは
とても大変です。
日本語も英語も役に立たないこともあり
世界は広いのだということを また
思い知ります。
特に、日本のマナーを在日の方に教えるとき、
テキストがない! どれも不足感があります。
「不愉快って どんな意味ですか?」
「なぜ婚約指輪は付けてはいけないのですか?」
「ひげを剃ると女性に間違われるので嫌です。どうして剃らなくてはいけないのですか?」
イラストや身振り手振りを使って
時には学生の姿を借りて
合計44時間💦
先が思いやられますが
頑張ります。
そんな中、教えられることもしばしば。
今日はこんなことがありました。
「せんせい、これは私の姓の服です」
思わず聞き直します。
「姓の服?」
(許可をもらったので掲載します。)
ネパールでは姓により正装の服が決まっているそうです。
そして驚くことに、同じ姓どうしは結婚できないそうです。
それは親族に限らずというのです。
つまり、日本で例えると まったく血縁関係のない、
清水A子さんと清水B男さんは恋に落ちても結婚できない。
なぜなら、姓が同じだから。
もしかしたら、ヒンドゥー教のカースト制の名残りかもしれませんね。
日本ではそんなことはないよ!というと、”信じられない”と驚かれました。
世界は広いです。