長月(9月)
夜ベランダに出ると、だんだん月が気になるようになります。
今夜の月は満月までまだ少しありますね。
9月13日は1872年まで使われていたカレンダー(旧暦)の8月15日です。
この日の月は一年で最も美しい「十五夜または中秋の名月」と呼ばれます。
今年も月が見えると良いですね🌚
そして今日は9月9日
江戸時代、9月9日は5つの節目の祝日(五節供)の一つで
「重陽の節供(ちょうようのせっく)」と呼ばれました。
陽の最大数9が二つも並ぶ、大変おめでたい日だったようです。
江戸時代が舞台の小説「みをつくし料理帖(髙田郁著)」の
”心星ひとつ”の巻には「重陽」の朝の花売りのこんな台詞が登場します。
今朝の菊う 菊の花あ
ええ菊う 菊の花冠い
菊花は不老長寿に効くとされ、珍重されていました。
旧暦の9月は菊の美しい時期でもあり、
別名「菊の節供」とも呼ばれていました。
余談ですが 研究によると江戸は、引きこもりもニートもいない
助け合う人情味溢れる町だったとか。
タイムスリップできたら、真っ先に見てみたい場所です。
※写真は昨年の十五夜