先日、ある企業の方からこんな話を聞きました。
新入社員が入ってすぐ、
「”電話に出るのが嫌だから辞めます”と言われた。」
(あり得るな)
そう感じました。
”電話問題”はもう10年ほどになりますか。
一人が1台電話を持つようになって、
家に固定電話もないご家庭が増えてきました。
電話に出る、とか
電話を取り次ぐということがなくなっています。
”取り次ぐ”意味から教えないといけないことも
多々あります。
新入社員研修でも、以前から
電話応対が最も心配、という若い方は多いです。
しかし、先ほどの例はちょっと違っていて
”電話での人とのやりとり(コミュニケーション)が辛い”
という意味なのではないでしょうか?
何かが起こっている のです。
「コロナ」が3年になりますが、
最近特に感じる変化があります。
学生の集中力
コミュニケーション能力
の低下です。
数年後に大きな問題になるのではないか
そう感じます。
さて、問題は2つですが、原因は別々。
集中力の低下はSNSの普及によるものです。
TicTocなら30秒から1分、興味のないものがあればすぐにスルーする
自分中心の世界がそこにあります。
次から次に溢れる情報を処理する能力は高まりましたが
熟考する時間は奪われました。
コミュニケーション能力の低下は
オンライン授業と”休んでもいい”風潮で
学校での人との交わりが減ったからです。
給食の黙食も関わっています。
では、どうしたらよいのか。
解決策は簡単には見つかりません。
なぜなら、私のことではない、からです。
せめて自分にできることは?
・授業を30分ほどで区切り、休憩を挟む。
・起承転結ではなく、起結、理由付けののちに
承に入る。
・「転」は別仕立て。あるいは5分以内
などでしょうか。
学生の皆様、ぜひできるだけ学校へ行き
人と話したり、アルバイトをしたりして
人間アレルギーを減らしてくださいね。
エネルギーのいることですが、
将来の役に きっとたちます。