ホテル白菊 4階にある菊彩香
接遇研修に伺いました。
交代のタイミングもすべて一任することで、
実際の状況も分かりますし、一人一人に主体性が生まれます。
お客様役を交代で担当することで
”顧客目線力”も養えます。
「お皿の位置はどこがベストか」
「お盆はどう動かせば、お客様にとって違和感がないか」など
”座らないと分からないこと”を体験していただきます。
テーブルと椅子の「立礼(りゅうれい)式」は
明治4年の京都博覧会で裏千家11代玄々斎精中宗室居士が
発表、西本願寺などの会場で始められました。
外国人にも配慮した新案は、当時賛否があったそうですが
今では膝の負担がなく、日本人の間でも受け入れられるように
なっています。
テーブルが加わり、ワインなどがサービスされることで
西洋サービスも入ります。
和の世界では、上座・下座を意識しますが、
西洋はグラスは右側から出すという基準があります。
そこで起こる様々な疑問を解決させながら
和服と和室の原則を守り
”菊彩香”らしさが出せるよう取り組んだ2時間となりました。
「見てみて! ハート(陰)発見!」と指すと
一人のスタッフが店長に訊きました。
「この花は何ですか?」「アンスリュームよ」
何気ない会話も、大事だと感じています。