私の話です。
高校2年の時。夏。英語の授業。
あまりの暑さに、下敷きを左手に
団扇のように扇いでいました。
暑さはひくことはなく、むしろ動かすのを止めると余計暑い。
惰性でひたすら扇いでいたとき
先生が突然、苛立った声で、こう言いました。
「りなこよー、暑いか。
そんなに暑いなら、先生の横に机持ってきて、ここで扇げや。」
余りに驚いて、あとは覚えていません。
記憶から消し去りたいのでしょう。
その瞬間です。”失礼な態度だったのだ”と気づいたのは。
先日、似たことがありました。
ある企業の研修中に、一人が口紅を取り出して塗ったのです。
まだ若い社員の、悪気のない行動ですが
思わず私は目を丸くして、他の社員1名と目が合いました。
(今、注意をすべきか)
悩みました。
家に帰り、確信に至ります。
悪いと知らないことは、伝えないといけない。
このように、講座中
・ペンを回す(※これは科学的には脳に良いとなってはいますが)
・あくびをする
・背伸びをする
・足を揺らす
あるいは、回転する椅子。ちょっと回すと、惰性で回したくなる。
といった”運動”が、思いがけず
相手に与える心象は大変悪い。
私の高校時代の苦い思い出も一緒に呼び起こされた一件でした。