デパートでは早くもおせち商戦が始まったそうです。
昔は節目に食べられていたのですが、いつの間にはお正月の節目だけに食べられる
特別食になりました。
最近のおせちは、嗜好を凝らしたものが多く、
1段、2段丸型、キャラクターものなどヴァリエーションも豊富になりました。
しかし、現代のおせち料理の形になった江戸時代の後半、
おせちは「四段重ね・品数は奇数になるように詰める」のが基本でした。
「四段・奇数」、中国の陰陽思想と関係し、「陰」「陽」のバランスを取っているんですね。
(4段は偶数=陰、品数を奇数に=陽)
正統派のおせち料理、縁起物をすべて手作りして四段に奇数詰め・・・
今では難しくなりましたが、新年に幸せを願う気持ちは現代社会でも同じ、です。