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「おはよう」は歌舞伎発祥

よく、レストランでアルバイトをしている学生から
「夕方入っても、”おはようございます”と言いますが、正しいですか?」
そんな質問を受けます。

以前から
「”おはよう”は歌舞伎言葉で、”お早くから入りましたね”という
ねぎらいの言葉」だと伝えてきましたが、
今日、正解が導き出されました。

歌舞伎の研修で、松竹株式会社の常務取締役 岡崎哲也先生に質問をしました。

「”おはよう”は歌舞伎から始まったのは本当でしょうか?」

先生、
「本当です。」とのこと。

歌舞伎座には、出勤したらすぐに自分が出勤したと知らせる
着到板(ちゃくとうばん)」に赤いピンを挿すのだそうです。
着到板…まな板のような厚板に墨で演目と役の名前が書かれている。
穴が空いていて、そこに出勤したらピンを挿す。

着到板は入口のお稲荷様の下にあり、塩で身を清めて
「お早う」「お早うございます」と言うのだとか。

「出番より早く到着しましたよ」
「十分早く到着していますよ」という意味

朝だろうが夜だろうが、おはよう(早く到着していますよ)でいい。

ということでした。

余談ですが、岡崎先生は馴染みの喫茶店などでは、ご自身には
「おはようございます」ではなく「いらっしゃいませ」と
声かけてほしい😄って。

”おはよう”の言葉を聞くと、仕事スイッチが入ってしまうとか。
「楽屋は気が張る。」お仕事の場所、なんですね。

2時間の研修でたくさんの学びがありました。

日本マナー・プロトコール協会

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