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廊下ですれ違う時は、会釈。
会釈はおよそ15度。

これは最近(現代社会)のやり方です。

研修で少しだけ練習をしていたら、
受講生の一人からこんな話がありました。

「大学で小笠原流礼法のマナー研修があったのですが
会釈のやり方が少し違いました。」

小笠原流礼法は、私の知る限りでは最も古い残存する礼法です。
室町時代に足利義満の命で「三議一統」が作られました。

武士の礼儀作法として当時は
「弓術・馬術・礼法」の3つを礼法に精通していた
今川・伊勢・小笠原家の三家が取りまとめています。

2家は途絶えてしまったのですが、小笠原家だけ
末裔が礼法を繋いできました。

だからでしょうか。
現在はお辞儀も3タイプが主流ですが
小笠原流は9品礼。
襖の開閉も、茶道と比べても一手複雑です。

教えてくれた受講生いわく、
廊下のすれ違い(会釈)も、一旦立ち止まってお辞儀。
何度も練習したそうです😊

羨ましいな〜

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