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お正月の飾りの話です。

近所のデパートの裏口に、毎年飾られているこれ↑
しめ飾り。今年は写真を撮らせていただきました。

このしめ縄は「ごぼうじめ」に似たもので、正確に言うと
鼓胴注連(つつみどうじめ、こどうじめ)と言います。

ゴボウじめは右側が太く、左にいくにつれ細くなる”牛蒡”の形。
大根の形にも似ているので、太い物は「だいこんじめ」とも。
向かって右側が太いのは、中国から引き継いだ「左上位」思想の考え方からです。

つつみどうじめは左右対称ですが、編み方はどのタイプのしめ縄も同じです。

昔は引戸の玄関が多かったので、写真のように戸の上部に飾ると
”映え”ていたのですが、ドアが西洋型片手の一枚になったので
簡略化したコンパクトなしめ飾りや輪飾りが主流になりました。

だから、このしめ飾り(しめ縄)はすごいんです👏
って思いながら毎年通り過ぎています。

ちなみに、しめ縄は神社などに巡らされているものを呼び
家庭に飾られるものはしめ飾りと呼ぶことが多いようです。

しめ縄は天岩戸神社の伝説に始まり、神様のいる神聖な場所
あるいは神様の占める場所、人間との結界などの意味があるとされています。

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