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娘が進学のため引っ越しました。
旅立つ前日に、
「18年間ありがとう」と言って花をくれました。

なんか嫁にいくみたいだなあ、と思いながら
受け取って花瓶に活けました。
きれいなピンクの百合です。

旅立ちを見送るのは二人目なので、
寂しさは体験済み。
さみしさに慣れるのも、経験済みです。
忙しくしながら やり過ごそう。

さて、私はというと
面と向かって言うのもよいのでしょうが、
困ったときに読む本を作りました。

「たら、読む本」です。

伝えておきたいことを15項目、とその他
家系図は自分が生まれたルーツ、
写真を入れて。

私は29歳のときに母親が病死しました。
聞きたかったことも聞けないうちに亡くなったので
伝える思いが強いのかもしれません。

もちろん、折に触れて
大切なことは言ってきましたが
書き留めて渡せば安心です。

出発の直前にバッグの中にそっと入れました。
・・・たら、開くことでしょう。

さて。夕刻、
伯母、叔母(母の姉や妹)から連絡がきました。

「大丈夫?さみしいでしょう。」って。
私の母が娘だったころの旅立ちを見送る母(私の祖母)の様子や
伯母、叔母の時のことを聞きました。

電車で見送って、帰ってきて台所で泣き崩れた話とか、
陰膳(かげぜん)をして無事を祈る1ヶ月を過ごしたとか。
母親の想いを感じる日となりました。

だから、私の後悔を含めて
読んでいる皆さんには、
親御さんが生きているうちに感謝の言葉を
伝えてほしいと思います。

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