私の就職活動のときの話です。
今から始まる、という時期。電話がありました。
それは高校時代の友人からで
私も志望している企業から内定をもらった、というのです。
コネ(縁故)で決まったと嬉しそうに言う彼女からの電話に絶句して
おめでとう、すごいねーと言ったあと、電話を切りました。
「なぜ?」「もう?」「どうして!?」「信じられない!」
世の中の不平等に初めて憤慨しました。
田舎の母にかけ、泣きわめいたのを覚えています。
電話口の母は一言も発せず聞いていました。
不平等
これから出る社会は 平等じゃない
そのことを突きつけられた瞬間でした。
縁故がある人、何もしなくても光る人、運の強い人、才能のある人には
社会のドアは”フルオープン” どうやら確からしいのです。
けれど一つの慰めは、それは大多数ではない。ほんの一握り。
頑張れば認められる。それが資本主義社会です。
さらに今は、どこにいてもそのチャンスを掴むことができる時代になりました。
こと就職活動においては、「頑張りかた」が重要で
まずは期限を守り、書類を出す。
書類を出すために努力する。
努力とは つまり
辛いけれど面倒がらずに、どんどん進む。
周りの人に積極的に意見をもらう。
失敗も悔しさも糧にして、苦労を惜しまない。
ということではないでしょうか。