フランス人の書いた素晴らしい文献を見つけました。
Histoire de la cuisine et des cuisiners
・なぜ肉を焼く前に一度茹でていたのか
・フランス革命後の料理人の詳細、当時のレストランの風景
・ヌーヴェル キュイジーヌの本来の意義など
歴史と現在のテーブルマナーの謎を紐解くには十分なほど
当時の資料が添付されています。
ジャン・ピエール・プーラン&エドモン・ネランク共著
ジャン氏は社会学者であり、料理研究家だったそうです。
料理人のための本だと思いますが、
知りたかったことへの解答記述を発見しました。意外です(゚Д゚)
簡単に言うと、
最初にフォークを持ち込んだカトリーヌ・ド・メディシスだったが、
それは荷物の中にあった 程度の存在で
日常的にフォークを使うようになったのは
カトリーヌ・ド・メディシスの子どものアンリ3世の時代
そして興味深かったのは、フォークが広まった理由です。
1574年から89年に襞襟(ひだえり)が流行した。
その襟を汚さずに食べられるのが、フォークを使った食べ方だったから。
だそうです。
おしゃれのためにフォークを使うようになった?・・・なんて
フランスらしいですね。
ちなみに、当時流行した襟は
こんなのみたい💦(高清水調べ&乱筆)
出典元
GOTISCHARK.A. “Histoire de l’aimentation et de la gastronomie”Paris,Hippocrate,1948
「プロのためのフランス料理の歴史 P30」株)学習研究社