民泊法の施行で いよいよ6月15日から
一般住宅に旅行者らを有料で泊めることができるようになる。
あるデータによると昨年には60,000件を超える物件数(合法以外も含む)がある
とのことだが、中には民泊による殺人事件も起きており
安定・安心供給までには長い道のりが必要と言えそうだ。
この点、フランスは先駆的な存在である。
以前、私が3か月間渡仏していたときには既に”民泊”は認知されていた。
わたしの場合、はじめの1カ月間だけ宿を決めてフランス入りし、
滞在中に専用のサイトで 適当な宿を決め予約しながら
1週間単位で屋移りしながらフランスを北上していった。
ほとんどの場合、一軒家や離れ、個人の別荘を借りるため
(部屋貸しや食事付きの民泊もある)
鍵を受け取って入れば、その空間は自分の家と変わりなく
貸主との接点もない。
うさぎ小屋のような日本の住宅事情に比べれば
ゴミ出しや騒音、近隣のトラブルも少なく
民泊は導入しやすいのだろう。
事実、Beauneにいる友人も近々使わなくなる離れ(1DK)があるので
民泊に登録すると教えてくれた。
現在、フランスのこのシステムに掲載されているのは、上記の数字と同じ60,000件
旅行者はサイトから滞在日・場所・価格・環境・レビューを参考に選び、簡単に申し込める。
潜在的な問題の有無は定かではないが、このシステムが日本の民泊の目指すべき理想像である
ことは疑いない。
※上記はフランス語版