火曜日は猛暑の中、日田往復をしたら
さすがに疲れたようです💦
眠りについたら、翌朝すぐに起きあがれませんでした😅
さて、パリのオリンピックもあと少し。
”観客あり”のオリンピックは会場も熱気に包まれたことでしょう。
皆さんは開会式の物議を見聞きしましたか?
コンシェルジュリーに牢獄され、ギロチンにかけられた
マリー・アントワネットらしき首のない女性や
血しぶきを連想させる赤い煙やテープなど、、
私もコンシェルジュリには行ったことがあるので、あの
湿度のある・・・暗く冷たい建物の中から
よく明るい華やかな演出ができたものだなあ
と、愕然としましたが、
フランスがあの革命を誇らしく思っていることが
よくわかります。
こんなところにも、その国らしさが出るのですね。
マナーの世界では、西洋は
2つの革命によって大きな変化がもたらされました。
イギリスの産業革命
フランスのフランス革命
です。
「革命」という言葉は、改革や改善と違い
物事が180度ひっくり返るほどの衝撃性があるのですが
イギリスの産業革命は、あくまで産業の革命なので
王族が亡くなることはありませんでした。
いまでもロイヤルファミリーは国のシンボルとして
尊敬されていますよね。
国歌もこんな感じです。
God save our gracious King!神さま、慈悲深い我らの王をお守りください!
Long live our noble King!我らの気高い王よ、万歳!
王族が健在。
よって、服装(ドレスコード)の基準はイギリスがベース
になっています。
さて、フランスです。
フランスは1789年にフランス革命があり
多くの王族が亡くなりました。
ヴェルサイユ宮殿で働いていたシェフたちは
職を失い、パリに出てレストランを出しました。
王族は途絶えたものの、従者たちは(大部分が)生き延び活躍した。
よって、料理はフランスが基準になりました。
革命によって、フランスとイギリスは
価値観が大きく変わったのです。
フランスの国歌は次のような和訳がされています。
Aux armes, citoyens,武器を取れ 市民らよ
Marchons, marchons !進もう 進もう!
Qu’un sang impur (暴君どもの)汚れた血が
Abreuve nos sillons ! 私達の畝を満たすまで!
(まだソフトな部分の歌詞でもこんな感じです💦)
フランスは王室から自由を勝ち取った国民の歌
自由が大切な価値観なんですね。