「文字を知らない人間が 羊を数えるなら?」
→木の棒に線を入れ、その太さや棒線の数で 羊を把握する。
昔、フランス語の数え方の由来を調べていたときに、
こういった記録が出てきて、驚いたことがあります。
フランスも数字の数え方が面白く(五進法と十進法の組合せ)
16までは言葉がありますが
17は「10と7」、18は「10と8」という風に
「17」からの言葉は存在しません。
こと「99」に至っては、「4×20+10と9」(quatre-vingt-dix-neuf)
摩訶不思議なことになります。
学生に教えると 必ず驚かれることの一つです。
自分の知っていることが常識とは限りませんね😅
さて、昨日
OPAM「アンデス文明展」に行ってきました。
1万3000年前にアメリカ大陸へ渡っていった人類の進化が
南アメリカで
紀元前3000年から1572年までに起こった文明を総じて
アンデス文明と呼ぶようです。
あの有名なナスカの地上絵や、インカ帝国、マチュピチュも
「アンデス文明」の一つに過ぎない ということになります。
夜中に、行かなかった娘が聞きたがるので
1~2時間ほど?(真っ暗なのでカウントできない)
インタビュー形式のQ&Aをしたことで、
私自身も頭の中が整理できました😅
「最も印象的だったのは?」
→アンデス文明が文字を持たなかったこと です!
世界4大文明と大きく違う点らしいのですが、
驚くほど高度な文明が、文字なしでど、ど、どうやってー!?(゚ロ゚)
とても不思議に思いました。
が、展示を見て解明!
「キープ」と呼ばれる、まるでミサンガが連なったような?紐に
数字(五OR十進法)や、もしかしたら言語情報が記録されていたというのです。
それを理解するのに、専門の学校に3年間通わなければならなかったとか。
首飾りのように見える大きな「キープ」
残念ながら、その全容は解明できていないようです。
時代を問わず、世界は本当に広いですね💦