先日、フレンチシェフの知人から
「パンを提供するタイミングに決まりはあるか?」
と質問を受けました。
あります。
通常、パンはスープの後にサービスされます。
つまり、魚料理(または肉料理)などのメインが始まる前に
出てきます。
しかしながら、最近では
・パンが食べ放題でビュッフェスタイルになっているレストラン
・スープと一緒に出される場合
(スープの最後の一滴までパンをちぎって皿に付けて食べる考え方)
・スープの前に、タイミング重視で出す場合
など様々です。
正式な場面では
・パンにソースやスープを付けて食べない
・パンをお腹いっぱいに食べない
(お食事が美味しくない、足りないなどの意味になる可能性から)
ものですが、
カジュアルな場面では、あるいは
シェフの考え方によって、
どのように食べてもどう出しても、
さほど気にしなくてもよいのではないでしょうか。
⚠ただし、店主側は「うちはパンをこのタイミングで出すようにしています」
などと一言添えれば、通のお客様にも誤解を与えずにすむかもしれません。
ちなみに、
ずいぶん前のことですが
フランスのブルゴーニュ地方マランジュに友人がいて
ちょうど夕食のタイミングに重なったところ
「ご飯食べていって~」ということになりました。
ものすごいなまりのフランス語のお父様がいて、
カルチャーショックを受けながら
食べた料理は、薄暗い部屋の食卓で
魚介のスープとパン、でした。
当時の私は、フレンチ=豪華なフルコース
と思っていたので、あまりに素朴で驚いたのを
覚えています。
食後に、お父様が自慢げにピストルを見せてくれた際には
おもちゃの拳銃しか見たことがない日本人高清水は
キョトンとしてしまい、
きっとお父様には、そのリアクションは物足りなかったことでしょう😅
以上、パン(とピストル)についてでした!