今日は旧暦「1月1日」「満月」です。
ペリー来航前の日本は(1872年12月3日まで)
月の満ち欠けを基準にしたカレンダーを使っていました。
日没が1日の始まりだったので、きっと今頃は
祝宴後の”いい感じ”だったに違いありません。
📋明治6年新暦(太陽暦)開始とともに一日が深夜0時スタートになりました。
温故知新。
旧暦を調べるとき、
私は常識というものが ”常ならん”と感じます。
例えば、一夫一婦制はキリスト教の影響から日本に浸透しましたし
結婚が両性の合意によるものになったのは昭和20年(憲法)です。
5月5日の端午の節句は女の子の行事でしたし
縄文時代の平均寿命は14.5歳(後藤眞氏「日本人の平均寿命の変化」より)
元服(成人)は13歳~16歳頃と言われています。
自分が正しいと思う事柄も、時代によって大きく違う。
そう考えると、
どんな事も ちょっとだけ寛大に
受け入れられるようになります。
自分の”正しい”だけに捕らわれず、大きく生きたいものです。
📋余談ですが・・・なぜ”月”だったのか?
太陽のほうが昇って沈んで。一日が分かりやすくない?
いえ! 月は形を変える、しかもだいたい30日で一巡するので
日数を数えるには月のほうがむしろ最適だったのです。