今日、非常勤で行っている学校。エレベーター前で
留学生が友達に向かって怒っているように見えました。
私には分からない言語ですがムードで分かります。
「ケンカはダメだよ」と微笑むと
二人は、間に入った私から少し離れて静かになりました。
仲間に加わっていなかったらしき友達と私と、合計四名。
エレベーターを待ちはじめました。
昨年教えていた学生達なので、顔を覗き込んでみました。
「みんな仲良くね。」と笑うと
怒っていた学生が、私にこう言いました。
『なかよしは よくないね』
片言の日本語。私はこのように解釈しました。
「仲がよいだけではだめ。時にはケンカも必要なんだ。それが本当の仲間」
「そうだね。」私はそう言いながら、三人をエレベーターへ乗せて
その場を離れました。
エレベーターに乗った途端、『なかよしはよくないね』の学生が話しだし
少し大きめの声が閉まっていくエレベーターの中から聞こえていました。
とかく、日本人は言い争いは避けたがりますが
言うべきことは言う。そんな信頼関係も大切なことかもしれませんね。