ブログ 日常にある マナ&プロ のはなし

フランス語が少し分かりだした頃

パリのショーウィンドウに 探していた結婚式出席用に

ぴったりの服を見つけました。

ワンピース風のジャケット&スカートでした。

思い切って入ってみると、冷たい接客

試着してもよいかと聞くと

「oui,madame!」急に声色が変わりました。

 

試着室で値札を見てびっくり

日本円で27万ほどしました。

 

試着室から出ると

「スカートの丈をもう少し短くしたほうがいい」

「いや、50代になっても着られるからそのままの丈がいい」

「彼女の身長なら、このくらいカットしたほうがいい」

私そっちのけで、スカート丈議論

どんどん購入に向けた時間が進んでいきます。

 

(買わないわけにはいかない。きっと似合う。後悔しない。)

自分に言い聞かせてクレジットカードを出しました。

 

気づいたのは その後です。

その店は「GIVENCHY(ジバンシー」でした。

高いわけです。

 

結婚式に出席する時のことです。

上品にしか歩けない。

お尻から脚に向かってグンと細くなっていくデザイン

どうやっても小股歩き

まるでランウェイのモデルのように

一本の線を踏むように歩く。

 

(なるほど。そういうことか・・・)

 

『美しさは制約の中で生まれる』

これが私のジバンシーの記憶です。

 

着物も同じかあ。。

 

現代社会では 日常を過ごすには不向きになった着物

大股では歩けない。

締め付けていて ”大食い”はできない。

 

だから振る舞いが美しく見える。

厳しさの中で育つもの

「制約美」というものがある気がします。

 

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