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下図は、かつて「秘書検定」で出題された
ペットボトルの”お茶出し”の問題と解答(赤丸)です。
(出所の年度が抜け落ちているので、第何回のものかが分かりません。)

ペットボトルを左側、コップを右手(飲み手側)がベター

コロナ禍もあって、接触を極力減らしたい。
お茶をペットボトルで出す会社も増えてきました。

講師をやっていて感じるのは、
ペットボトルだけで出されると、キャップを開けて”ラッパ飲み”するのは
皆さんの面前では抵抗があります。
だから、紙コップを添えていただけるととても助かります。

準備する側は紙コップを買いに行く手間が増えてしまいますので
時短になるかといえば・・・微妙かもしれません😅

茶の精神からいくと、紙コップ&ペットボトルは
あくまで略式なのですが
それでも原則はあって、
・飲み手(右利き)が飲みやすく置く
・上下、裏表はキチンとする。紙コップは裏返さない
・略式なので、コースターは不要
※ただし、結露がありそうなものはコースターなどの受けが必要

という感じでしょうか。

昨日、日本銀行総裁による金利引き上げの記者会見で
ペットボトルのお水が出されていました。

ペットボトルの下にやや大きめの受け皿が見えたので
あれ?と思って調べました。

日本銀行ホームページ
ニュース「総裁記者会見(12月20日)動画配信開始」
youtubeの動画で、ちょうど2分45秒前後
その様子が確認できます。
※テロップが付いて、手元が見えなくなりました。

日本銀行動画チャンネル冒頭より引用
総裁定例記者会見(2022年12月20日)

会場は東京駅近くにある日本銀行本店内なので
おそらく関係者が準備したものと思われます。
銀?トレーの上に
ラベルを剥がしたペットボトル水(350ml)を右側
7分ほどの水が入った切り子のタブレットグラスを左側に置いていました。
下に白いものが見えますので、
小さなリネンのナプキン類だと思われます。

グラスの水は常温。ペットボトルや若干雲っているので
冷蔵後から出してラベルを剥がしたもの。
ペットボトルの水も少なく見えませんか?

黒田総裁は着席して、マスクを外してケースへしまい
胸ポケットへ入れた手でペンを出し・・・

た手で、グラスの水を一口飲みました。
ほんの5~10ccくらいだと思います。

グラスを手に取る時、一瞬だけペットボトルに手が触れましたが
総裁の右手近くにグラスがあったため
飲む動作はスムーズにできていたようです。

もしかしたら、そのグラスはペットボトルよりもやや手前に
置かれていたのでは?とも推察されました。

とすれば、すごいですね。
飲み手が飲みやすく、を徹底的に追求している?のかも。

会見の前にセッティングをしておく。
お水も事前に注いでおく。
総裁の手間を減らすことに成功していました。

状況に応じて
なんのためのお茶(お水)なのか
目的をはっきりとして

立場や状況、相手の好みによって
変化させる。

見習いたいものです😌

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